代表あいさつ

必要なぶんだけのITを、一緒に探す。

ふだん何を考えて仕事をしているのか、代表の清水が書きました。

「誰に相談したらいいか分からない」「頼んでも解決するとは思わなかった」。ITのことで、こうした声をたくさん聞いてきました。私が気にかけているのは、頼まれた作業そのものよりも、その裏にある「なぜ困っているのか」「本当はどうしたいのか」のほうです。

まず、困っていることを聞く

何が問題なのかは、最初から見えているとは限りません。なので、何に困っているのかをじっくり聞くようにしています。遠回りに見えて、結局それがいちばん早く片づきます。画面だけを見て決めつけずに、現場の様子を見て、話を聞く。手がかりはたいてい、そういうやり取りの中にあります。

この業界は、ITベンダー側の都合や利益が先に立った提案になりがちです。私は依頼の大きさや予算に関係なく、どのご相談にも誠実に対応します。

まず、その場で手を動かす

課題を整理して、仕様書を作って、きっちり見積もる。いつもその順番がいいとは限りません。私はまず触ってみて確かめることを大事にしています。手元の画面や現場を一緒に見ながら話すと、肝心なところに早くたどり着けることが多いからです。

相談と作業を分けていないので、話の流れでそのまま作業に入れます。動かしながら考えて、試しながら方向を決めていく。机の上の議論に時間をかけない分、かけた費用に対して得られるものを大きくできます。

窓口はひとつ

作業の一部を信頼できる仲間に手伝ってもらうこともありますが、仕上がりの品質や進め方、お客様とのやり取りは私が受け持ちます。相談先があちこちに分かれることはありません。

窓口をひとつにしているのには、もうひとつ理由があります。同じ人間が受け続けるほど、その会社の事情や業界のことが分かってくるからです。説明していただく手間は減りますし、提案も的外れになりにくくなります。ひとりで使える時間には限りがあるので、その中で速さと品質のちょうどいいところを探しながら進めています。

できること、できないこと

法務・税務・医療など、IT以外の専門分野は基本的にお受けしていません。ITの分野でも、内容によってはお引き受けできないことがあります。ただ、関わる以上はその分野のことも分かっていないといけないと思っていて、士業の先生方や医療機関の方々と連携しながら仕事をしています。必要に応じて、関連する資格の取得にも取り組んでいます。

「これ、いいよ」を共有することから

会社を始めたのは、好きなことで生きていこうと思ったからです。昔から、いい情報や仕組みを見つけると「これ、いいよ」と誰かに言いたくなる性分でした。商売では、覚えた知識やコツはあまり表に出さないのが普通かもしれません。でも私は、質のいい情報や、費用のわりに効果の大きいやり方は、隠しておくより広めたほうが世の中のためになると思ってきました。それで長いことブログなどで発信を続けてきて、その先に、いまの仕事があります。

どうすればもっと便利になるか、使いやすくなるか。子どものころから、とにかくそればかり考えてきました。ものを作るときに考えることも、いつも同じです。もっとシンプルに、もっと使いやすく、使っていて気持ちのいいデザインに。複雑にするのは誰にでもできます。削って分かりやすくするほうがずっと難しいし、手間をかける意味もそこにあると思っています。

もちろん、感覚だけで決めているわけではありません。数字やデータを見て確かめ、どこに手間とお金をかければいちばん効くのかを考えて、ムダなく進めることにも努めてきました。

大切にしていること

好きで続けてきたことの延長が、いまの仕事です。そのぶん一つひとつに本気で取り組んでいますし、目の前の人の役に立てたかどうかが、私にとっていちばんの手応えです。大事なことは、言いにくくても正直にお伝えするようにしています。ご要望に合わせて柔軟に動くことと、かけた費用に見合うかどうかを考え抜くことも、いつも気をつけています。

昔はものが好きで、新しい道具に触るのが何よりの楽しみでした。いまは少し違います。いろんな人に会って、いろんな考え方に触れるうちに、その人らしい言葉や、ちょっとした優しさに出会うことのほうが楽しみになりました。そういう出会いがあるたびに、私自身も前向きになれます。

ITを使って、一人ひとりがもっと筋の通った、フェアな選択をできるようにしたい。誰かの役に立つことが少しずつ積み重なって、世の中も少しずつ良くなっていく。そう思ってこの仕事を続けています。流行っているかどうかや、売る側の都合では決めません。目の前の方にとって理にかなっているかどうかを基準に、一緒に考えます。AIのような新しい技術も、任せていいところと人が決めるべきところを見分けながら、必要な分だけ取り入れていくつもりです。

最後に

「何を相談したらいいか分からない」。それで大丈夫です。お話を聞いて、必要ならその場で手を動かして、どうするかを一緒に決めていきます。あなたにとって必要なぶんだけのIT。それを一緒に探すのが、私の仕事です。

株式会社トヒツ 代表 清水

代表プロフィール

昔から、なんでも自分で触って使ってみるのが好きでした。小学生のころは八王子のムラウチ電気に通い詰めて、新しい機械やソフトを眺めたり触ったりしていました。ITとの出会いは、子ども部屋にあったMacintoshのお絵かきソフトです。小学生で画像編集にのめり込み、中学・高校ではプログラミングや、Linux・BSDでのサーバ構築に夢中になりました。自作のスクリプトでネットコミュニティを運営していたこともありますし、趣味のブログは1日1万人以上に読まれるまでになりました。

20代は金融機関で事務と営業をしていて、お客様本位の対応でいくつか表彰をいただきました。お客様の立場で考えることや、正確に、間違いなく進めることは、このころに身についたものです。

仕事の外では、よく映画を観ます。これまでに2,000本ほど観ました。良かったものを人に勧めるのが好きで、Amazonのレビューや Googleマップの口コミも長く書き続けてきました(Amazon ベスト500レビュアー、Googleローカルガイド レベル9)。10代から20代にかけては、自転車で峠を越える往復80kmの道を走るのが習慣でした。決めたことを淡々と続けるところは、いまの仕事にも出ているように思います。

あのころ夢中になった道具の多くはAIに置きかわり、ハードウェアもずいぶん形が変わりました。それでも、変わらないものもあると思っています。情報を分け合うための道具であり、世の中を少し便利にするための道具だということ。その役目は、昔もいまも同じです。